室内楽とは
■室内楽とは
室内楽とは、一人で演奏する独奏の楽曲ではなく、何人かで演奏をし各パートを一人で担当する音楽のことを言います。
例えば、ピアノとヴァイオリン各一人ずつの楽曲は二重奏、そしてピアノ、ヴァイオリン、チェロ三人の演奏は三重奏、そしてピアノ、ヴァイオリン、ビオラ、チェロ四人による演奏はピアノ四重奏となります。
室内楽には二人で演奏する二重奏から十人で演奏する十重奏まであります。
また、二重奏はデュオ、そして三重奏はトリオ、四重奏はカルテット、五重奏はクインテットなどとも呼ばれます。 では室内楽の主な楽器の組み合わせをご紹介しましょう。
まず、デュオと呼ばれる2重奏では、ピアノのヴァイオリン、ピアノとチェロ、ピアノとフルートやピアノとクラリネットなどの楽曲にて非常に有名で名作といわれる曲が数々と残されています。
次にトリオと呼ばれる三重奏を見ていきましょう。
まずはピアノトリオです。ピアノとヴァイオリンそしてチェロ、3台の楽器で構成されています。もう一つのトリオと言えば、弦楽トリオヴァイオリン、ビオラ、そしてチェロの編成になります。
では、カルテットと呼ばれる四重奏ではどのような構成なのでしょうか。最も良く演奏されるのが、弦楽四重奏とピアノ四重奏です。
弦楽四重奏はニ台のヴァイオリンとビオラそしてチェロで構成され、ピアノ四重奏はピアノと弦楽トリオの構成で演奏されます。
その他の四重奏では、フルートと弦楽トリオの構成のフルート四重奏、そしてオーボエと弦楽トリオの構成の四重奏などがあります。
さらに楽器が増えると今度はクインテットと呼ばれる五重奏になります。五重奏の主な組み合わせには弦楽五重奏、金管五重奏、木管五重奏、そしてピアノ五重奏があります。
弦楽五重奏にはニ台のヴァイオリン、二台のビオラ、そしてチェロの編成とニ台のヴァイオリンに一台のビオラ、そして二台のチェロの二通りの楽器編成があります。
では金管五重奏を見てみましょう。金管五重奏は二台のトランペット、そしてホルン、トロンボーン、チューバの編成で演奏されます。
又木管五重奏は一台ずつのフルート、オーボエ、クラリネット、ホルン、ファゴット。もう一つ忘れていけないのが五重奏では良く演奏されるピアノと弦楽四重奏の構成で成るピアノ五重奏です。
またヴァイオリン、ビオラ、チェロ、コントラバス、ピアノの構成の楽曲もいくつかあります。 六重奏、七重奏と続き、次に良く演奏されるのが八重奏です。
八重奏の中でも弦楽四重奏二組の構成の弦楽八重奏ではいくつもの名曲が残されています。
■室内楽が収録されているアルバム
1.ベスト室内楽100 6CD
厳選された室内楽が100曲収録されています。いろんな室内楽を聴きたい方。
2.フォーレ:室内楽全集第1集
フランスの巨匠フォーレの全室内楽作品をパリ音楽院室内楽科教授のユボーを中心にしたフランスの精鋭たちが録音した作品です。古い作品ですが、名盤として現在でも評価が高く人気があります。必聴の一枚です。
■室内楽の書籍
1.名盤鑑定百科 室内楽曲篇
室内楽の名盤と呼ばれるCDを紹介&解説レビューしている書籍です。室内楽CDを探す際の参考に。
■室内楽の関連サイト
1.室内楽(※ウィキペディア)