ラフマニノフ:ピアノソナタ第二番
■ラフマニノフ:ピアノソナタ第二番
ロシア出身の作曲家、セルゲイ・ラフマニノフ(rachmaninoff)は作曲家であっただけではなく又、素晴らしいピアニストであり指揮者でもありました。
フランク・リストのようにピアニストとしても名声を得ていた彼は生涯数々のピアノ曲を残しました。 この中でも二つしか完成しなかったというピアノソナタのうちの一つ、ピアノソナタ第二番を見てみましょう。
■Horowitz plays Rachmaninoff piano sonata no2 in B-flat minor {1/3}
■Horowitz plays Rachmaninoff piano sonata no2 in B-flat minor {2/3}
彼は1913年の初めから別の曲の作曲のためイタリアに滞在していました。ですが、その頃ローマに居た彼の娘が病気にて倒れ、その治療のためドイツのドレスデンへと渡りそこでこのピアノソナタの作曲を始めることとなりました。
その後、この曲は彼がロシアへと戻ってから完成しています。 ゲーテの「ファウスト」の影響を受けたピアノソナタ第一番とは異なり、第二番の音楽的な特徴は、ロシアで作曲していたのもありロシア正教の大小の鐘の音を抱かせるような音の使い方が入っていることです。
この曲の初演は彼自身の演奏により披露されましたが、評価はいまいちで長い間高い評価がつくことはありませんでした。その後彼の生誕100周年にあたる1970年代に事は一変します。初版と改訂版のあるこの曲を当時の数々のピアニストがこの曲を演奏、そして録音するようになったのです。
■ラフマニノフ:ピアノソナタ第二番の関連サイト
1.ラフマニノフ:ピアノソナタ第二番(※ウィキペディア)