アントニオ・ヤニグロ
■アントニオ・ヤニグロ
1950年から1960年にかけて、世界最高のチェリストの一人だったと言われている偉大なイタリア人チェリスト、アントニオ・ヤニグロ(Antonio Janigro)。
彼の生い立ちや音楽についてお話しましょう。
アントニオは1918年にイタリア、ミラノに生まれ8歳の頃からチェロを習い始めました。
■Antonio Janigro - Popper Papillon
■Antonio Janigro - Bruch Canzone
チェロの魅力にのめり込んだ彼はその数年後にはミラノ音楽院へ入学許可を得ます。
11歳の時にはあの有名なチェロの巨匠、スペイン出身のパブロ・カザルスの個人レッスンを受け始め、1934年からパリのエコールノルマル音楽院に留学します。
音楽院を卒業した後には演奏家としてヨーロッパ各国で演奏活動を始めました。
第二次世界大戦中には、クロアチアのザグレブ音楽アカデミーの室内楽の教授として就任した為、しばらくこの地にとどまりユーゴスラビアのチェロの普及や近代化に貢献した他、ザグレブ放送交響楽団の指揮者も務めました。
指揮者としての彼の活動の中心は弦楽合奏で、ユーゴスラビアだけに留まらず、イタリアやドイツの室内楽団でも指揮を務めました。
生涯いくつもの録音を残したアントニオですが、その中でも有名な作品、彼の代表作となるのが1955年に録音されたケルン放送交響楽団との共演のドヴォルザークの「チェロ協奏曲」です。
■アントニオ・ヤニグロの関連サイト
1.アントニオ・ヤニグロ(※ウィキペディア、作品等)
2.Antonio Janigro (”Antonio Janigro”の人気検索結果(アマゾン)作品レビュー、視聴など)