氣志團 アルバム SIX SENSES

氣志團のアルバム『SIX SENSES』について

氣志團のアルバム『SIX SENSES』について



SIX SENSES 』は、2007年にリリースされ、2009年現在で最新のアルバムです(ベスト盤除く)。氣志團のアルバムの中では、もっとも異色と言えるでしょう。なぜなら、メンバー6人が、それぞれ自分のソロバンドを結成し、そこで作った曲を持ち寄って一枚に収めたのが、このアルバムだからです。

綾小路翔の“木更津サリィ”、早乙女光の“早乙女ニコライ堂”、西園寺瞳の“Tommy&The Bonjaskys”、白鳥松竹梅の“colophony”、星グランマニエの“ランマとなかまたち”、白鳥雪之丞の“The Beauty Colosseum”、6組からの各3曲ずつに加え、氣志團6人による「The アイシテル」を収録した、19曲編成となっています。

このようなアルバムは、通常、バンドの解散直前などに作成されることが多く、要するに音楽の方向性が一致しなくなった結果として、そのような形式をとらざるを得なくなった場合がほとんどです。

木更津サリィ(氣志團) 友よ



しかし、『SIX SENSES 』を聴くと、そのようなバラバラ感はまったくなく、それぞれが勝手なスタイルをとりつつも、全体としてはやはり氣志團以外のなにものでもない、と感じさせられます。

結成当初と変わらず、ハードでタイトなロックンロールを好む綾小路、歌詞を用いずに自らのアーティスティックな感性を表現した早乙女、セクシーでソリッドな“大人のロック”とも言うべき曲調を押し出した西園寺、メロディメーカーとしての才能を存分に発揮した星、氣志團では聞けないテクノ的要素などを取り入れて、その懐の深さを見せた松竹梅、ドラムスの砦から飛び出して、ギターを弾きながらすべて英語の歌詞で歌う、無謀とも言える挑戦をした雪之丞。

團長の綾小路翔が「このへんで一度、皆にそれぞれ好きなことをやらせておこうと思った。これからの氣志團は、更に半端ないものになっていくから」と語った通り、結成10年を迎えた氣志團が、さらに高みへと臨むためのステップとなるアルバムに仕上がっています。