氣志團 アルバム BOY’S COLOR

氣志團のアルバム『BOY’S COLOR』について

氣志團のアルバム『BOY’S COLOR』について



氣志團2枚目のメジャーアルバム『BOY'S COLOR 』。黒のバックに黒い衣装(学ラン)でメンバーが並ぶジャケットデザインは、アメリカのロックバンド・Blondie(ブロンディ)のファーストアルバム『妖女ブロンディ 』のジャケットのパロディです。

また、初回限定版のみ、32ページのオールカラーブックレット付となっています。氣志團最高のヒット曲「One Night Carnival」から始まるこのアルバムは、非常に多彩な面を持っています。

「One Night・・・」に次ぐヒットシングル「恋人」などのポップ調の曲から、同じく切ない恋心を歌いつつも、男臭くロックテイスト溢れる楽曲に仕上げられた「潮騒の子守唄」や「朝がくる度」、ギタリストであると同時に優れたメロディメーカーである星グランマニエの真骨頂「330」、さらにはGIG(ライヴ)での氣志團のプロパガンダ的パフォーマンス、團長の綾小路翔が“花嫁どこだー!!マブダチどこだー!!”と叫ぶ一大イベントに使われる「ゴッド・スピード・ユー」、など、その顔ぶれは豪華絢爛なものになっています。

氣志團万博 [KISHIDAN EXPO] 2003 ゴッド・スピード・ユー



同時に、いずれの曲も80年代Jポップを彷彿とさせる懐かしさと力強さを持っていて、氣志團、とくに綾小路翔の音楽的バックボーンが感じられます。しかし、比較的メロディアスで一般に受け入れられやすいナンバーと、インディーズ時代から続く荒削りなロックナンバーとが錯綜しているアルバムでもあり、やや散漫な印象を受けることも事実です。

センセーショナルなメイジャーデビュー、ファーストアルバムのヒットという状況の中、その後のバンドの方向性を模索していた時期の氣志團を表すアルバムと言ってもよいでしょう。