氣志團 アルバム 愛羅武勇

氣志團のアルバム『愛羅武勇』について

氣志團のアルバム『愛羅武勇』について




元ユニコーンのキーボーディスト・阿部義晴がタクトを振るオーケストラサウンド「THE NIGHT」で幕を開けるアルバム、『氣志團/愛羅武勇 』。

團長・綾小路翔の手による、アニメ「ワンピース」の主題歌になった「夢見る頃を過ぎても」をはじめ「萌え萌えROCK‘N ROLL」「YOU&ME Song」など、夢や恋を歌うセンチメンタルなナンバーを数多く収録する一方で、同じく綾小路の手による「勇気」「俺達には土曜日しかない」「族」など、彼の本領発揮とも言える泥臭いロックナンバーも同居しています。

また、星グランマニエによる「21世紀パラダイム」「中の島大橋ブルース」など、彼一流の切なく優しい名曲や、西園寺瞳によるグラマラスなロックインストゥメンタル「きゃつをマークしろ!」、白鳥松竹梅作曲で、スタジオレコーディングの楽しげな様子が目に浮かぶ「俺とお前とGood Luck」など、メンバーそれぞれの醍醐味を味わうことのできるアルバムになっています。

また、氣志團のアルバムの中では、もっともコンセプト色の強いアルバムとなっていて、冒頭の「THE NIGHT」は「夢見る・・・」への導入となっていますし、「勇気」の前には「〜ENGINE〜」と題して、氣志團がGIG前にメンバーで円陣を組んで行う「ガッツ入れ」の声、「男帝〜Dandy〜」の曲の前には「〜大関東〜」と題して方言でのファンとの掛け合いが入っています。

そして、アルバムタイトルともなった「愛羅武勇」は、親しい人の自死に手向けたという綾小路翔によって、聴く人の心に強く訴えかけ、生きる勇気を与える名曲となっています。

人生の出立から葛藤、戦い、喜びや悲しみ、勇気、そして新たな旅立ちを感じさせるこのアルバムの一連の流れからは、綾小路翔の非常に優れた構成力を見て取ることができます。